
Α某甘顛涓鮴呂里泙箸?/BLOCKQUOTE>
図2.2.3−28に iii)一v)の解析によって得られた結果と、被験者の愁訴による酔いの程度、動揺暴露中1分毎に行われた不快度の聞き取り調査の結果とあわせて示す。図中の横軸は動揺暴露の時間(分)である。図より、心電図に関して以下のように述べることができる。
?酔いを発症した場合には、心電図のゆらぎのスペクトル解析から得られるLF、HFは比較的緩やかな周期で大きく変動し、交差する。即ち、LF/HFの値が1を挟んで変動する。これは、酔いの発症過程では、交感神経と副交感神経の尤進状態が緩やかな周期で起こることを表している。
?ただし、酔いを発症するに至らない場合でもこれに近い状態が起こる。
?ローレンツプロットの結果からも同様の傾向が読みとれる。即ち、酔いを発症した場合には、心拍周期の変動の標準偏差がやはり緩やかな周期で変動することから、副交感神経の機能に変動が起こっていることを表していると考えられる。
?心電図(ECG)そのものの乱れからも同様の傾向を得る。ただし、心電図の乱れの解析は更に進める必要があろう。

図2.2.3-17(1) 心電図の解析結果(1)
前ページ 目次へ 次ページ
|

|